Diabetes Internal Medicine
糖尿病内科
糖尿病内科
きめ細やかなトータルケア
特徴
糖尿病治療の目標は、血糖、血圧、脂質代謝の良好なコントロール状態と適正体重の維持、および禁煙の遵守を行うことにより、糖尿病の合併症(網膜症、腎症、神経障害、動脈硬化症)の発症、進展を阻止し、糖尿病のない人と変わらない寿命と日常生活の質の実現を目指すことです。
タバコを吸うことは血管が固くなったり、狭くなったりする動脈硬化をすすめます。動脈硬化は糖尿病の慢性合併症である、心筋梗塞、脳梗塞、末梢動脈疾患、足病変などの大血管症をすすめます。さらに腎臓の障害をはじめ、細小血管症もすすめますので、ぜひ禁煙をしてください。
治療は食事療法と運動療法が基本とし、血糖コントロールがなお不十分であるときに薬物療法を開始します。薬物療法には血糖下げる飲み薬(血糖降下薬)とインスリン注射が用いられます。
食事療法のコツ
- ゆっくり、よく噛んで食べる
- 朝食、昼食、夕食を規則正しく食べる
- バランスよく食べる
- 食事は腹八分目でストップしておく
- 夜遅く、寝る前には食べない
運動療法のコツ
インスリンの効果を高めて血糖値を下げる運動には、下記があります。
- 有酸素運動(ウォーキングやジョギング、水泳などの全身運動)
- 筋肉トレーニング(足や腰、背中の大きな筋肉を中心に全身の筋肉を使う運動)
※一人ひとり病状が異なるため、どのくらいの運動が適切かどうかは担当医にご相談ください。
当院では糖尿病教育入院も行っております。医師・看護師・薬剤師・栄養管理士がチームとなり
①糖尿病について理解
②食事療法の習得
③糖尿病合併症の状態を知ること
を目的として行っています。糖尿病の知識をつけたい方やコントロールが悪く治療を見直したい方などの入院も可能です。検討されている方は医師またはスタッフにご相談ください。
スタッフ紹介
医師
熊谷良子
-
専門分野 - 日本内科学会総合内科医
- 日本糖尿病学会糖尿病専門医
- 医学博士
日本糖尿病療養指導士(CDEJ)
-
CDEJ - 5名
- 看護師2名、管理栄養士3名
対象となる方
- 糖尿病と診断された方(1型および2型糖尿病を含めすべての糖尿病を対象としています)
- 健康診断などで血糖値の異常を指摘された方
対象となる主な症状
- 尿量が多い、尿の回数が多い
- 異常にのどが渇く
- 体重増加、体重減少
- 疲労感、倦怠感
- 身内に糖尿病の方が多い方 など
上記症状が典型的な症状ですが、無症状のことも少なくありません。
来院の際はお問い合わせくださいませ。
photo by Ken Ogo